上記の球の代わりになるのが選択の条件なのですが、すでに6C−A10sのアンプを製作して
ましたし、OPTの容量が小さいことから、2Wから3Wぐらいで、入手が容易で安価な三極管あ
るいは五極管の三結という事で規格表を見ると、6L6GC、7591と言ったところがあるので
すが、いずれもPPで使えば40W前後の大出力管ですので、こんなミニアンプには不釣り合いで
す。また6080はドライブ電圧が高く扱いにくい、6BX7は双三極のためプレート損失がとれ
ずシングル動作は不利、と言う具合でうまい球がありません。しかたなく2W以下にも目をやると
6BQ5、6BM8等があるのですが、6A−R8の代わりを探したのですから最低でも2W以上
は欲しいものです。それでこのどちらかを使ってカソードフォロワードライブで出力増加を図るこ
とにしたのですが、必然的に3段アンプとなるので、複合管の6BM8を使うことに決めました。
出力は6BQ5より少ないのですが、内部抵抗が比較的低いので、その点も今回の目的に沿うだろ
うと考えた次第です。
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